席数や天候など、実店舗で売り上げを左右する要素に影響されないことは
フードデリバリーを利用する大きなメリットです。

車やバイクでの来店を想定していない店舗では、
実店舗よりも商圏が広がることで顧客数を増やし、
サービスサイトに掲載することで宣伝効果もあるため、
新規顧客の開拓にもつながります。

デリバリーサービスを自店舗で始めるにはバイクや注文に必要な備品の購入、
オペレーションフローの変更など費用や手間がかかります。

既存のフードデリバリーサービスを利用することで、準備期間・費用の節約につながります。

デリバリーサービスを自店舗で行うと、人員確保が必要となります。
採用には手間も費用もかかり、教育にも時間がかかります。

フードデリバリーサービスを利用すればデリバリーに特化した人材に
任せることができるため、コストやリスクを抑えながら始めることができます。

従業員が事故にあったりトラブルに巻き込まれたりするリスクが低くなることも
経営者の視点ではポイントになります。

登録している店舗数が多いことで選択肢が広がるため、多くの利用者を見込むことができます。

一方で飲食店間での競争率は高くなるため、目にとまる写真を掲載したり、
競合店を調査して価格やメニューを工夫することで顧客に興味を持ってもらう対策が必要です。

デリバリーサービスの手数料は、30～40%が相場です。
サービスによって差があるので事前に確認しましよう。

経営を圧迫しない価格設定にすることが大切ですが、
最低注文価格が設定されている場合もあるので注意が必要です。

単価が低いメニューであればセット販売するなど、工夫してみましよう。

サービスサイトやアプリの使いやすさも確認したいポイントです。

利便性が低いデリバリーサービスでは顧客が離れてしまう可能性があり、
一度獲得した顧客がサービスを乗り換えてしまうことも考えられます。

店舗の情報は見やすいか、注文するまでの流れがわかりやすいかといった点を、
実際にデリバリーサービスを利用して確認してみることをおすすめします。

配達員やサポートセンターの評判も確認が必要です。

配達員の対応がよければ顧客は「また使いたい」と思い、
逆に対応が悪いとサービスを使わなくなってしまう可能性があります。

顧客満足度につながる重要なポイントになる配達員やサポートセンターの対応は自店舗では管
理することができないため、評判がよく信頼できるサービスを選びましよう。